ハンガリー(1970):コルヴィナ文庫

ハンガリー / Hungary (1970)

4枚田型、彩色写本切手。各切手の図版の下に入っている文字Magyar Posta」はハンガリー郵政のことです。「Magyar」は「マジャール人の(ハンガリーの)」という意味。




各切手の図版の上には「43 - Bélyegnap・CORVINÁK」とあります。

「Bélyegnap」は、切手の日という意味(Bélyegが切手、napが日)、「CORVINÁK」は、ハンガリー王マーチャーシュ1世が15世紀に創設した図書館「コルヴィナ文庫(Wikipedia)」のこと。さも当然知っていたかのように書いてますが、これはこの切手のおかげで得た知識……!

ということで、この4つの図版は、それぞれ「コルヴィナ文庫」ゆかりの写本のものなのだろうな、と推測。

コルヴィナ文庫の写本を紹介している大型美術書『Bibliotheca Corviniana: the library of King Matthias Corvinus of Hungary』(Csaba Csapodi著、Corvina Kiadó刊)が都立図書館にあったので、その本とスコットカタログを確認しました。




左上のこの図版は、Pietro Ranzano (Petrus Ransanus)が書いた、ハンガリーの歴史の本からの彩色画。オリジナルはWikipediaでも見られます。マーチャーシュ1世とお妃であるナポリ王の娘ベアトリーチェが描かれていて、夫妻に話しかけている人物が Pietro Ranzano本人(参照:スコットカタログ)




左下のこの人は、イニシャルCと2世紀の古代ローマの歴史家アッピアノス(APPIANUS, Biblioteca Medicea Laurenziana, Firenze, PLUT.68 COD. 19. 7r.)
参照:『Bibliotheca Corviniana』



右下のおじさんは、イニシャルAとダビデ王。年取った王が、玉座に座って詩篇を歌っているところ(MISSALE ROMANUM, Bibliothèque royale, Brussels, MS9008, FOL. 9r. )
参照:『Bibliotheca Corviniana』



右上のこの人は、出典不明です。スコットカタログには「Scholar and Letter Q」とあるんですけど、どこの誰だろう?  
>追記:どうやらフィロストラトスみたい(Cod. Lat. 417 Phiostratus, Flavius: Opera - Philostratus, Lemnius)



こちらはおまけ。中央の消印部分には鳩がいました。

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