イギリス(1981):伝統のお祭り

イギリス / UK (1981)


1981年2月6日に発行されたイギリスの記念切手。テーマは伝統的なお祭り。

4枚1組で春夏秋冬のお祭りを描いていますが、それぞれ絵柄がすてきなので、1枚ずつじっくりみていきます!


バレンタインデー/St. Valentines Day
こちらは説明するまでもない2月14日のバレンタインデー。鳥とキューピッドがシンメトリーになったかわいらしいデザイン。




モリスダンス/Morris Dancers
モリスダンスというイギリスの民族舞踏がありまして(ということを私はこの切手で知った)、そして切手の「A MERRY MAY」という文字は五月祭を指します。


「モリスダンスは、祭りなどで披露され、その代表的な祭りは春の到来を祝う五月祭である」(世界の祭り・イベントガイド、講談社より)


さらにモリスダンスについて調べていたら、「ホビーホースという馬の形を型どったものを腰につける」という記述がありました。おお、中央の人物がそれだ!

モリスダンスに興味のある方は、こちらの論文をどうぞ>「イギリスの民族舞踊 : モリス・ダンスについての一考察」本間周子




収穫祭/Lammastide

8月1日は秋の実りをお祝いする収穫祭(ラマス)のデザイン。


「中世にさかのぼる祭歴で、切手に描かれているのは、収穫した小麦や野菜を盛った「豊穣の角」と、若い男女」(“「黄金の麦」とラマス祭” 多摩美術大学教授 鶴岡真弓、「手づくり手帖 Vol.10 初秋号」p32-35より)




中世の仮装芝居/Medieval Mummers
12月は中世の仮装芝居です。なにゆえ12月?とこのママーズと呼ばれる仮装芝居については、「英国演劇史概説」に詳細があります。

上記によれば、季節ごとの祭りの時期に催されていたが「王侯貴族たちの間でも、特にクリスマスに'Mummers'による娯楽を楽しむことは定着していた」とのこと。この4頭の動物のお芝居、どんな話だったのかな。動物や服の紋章を見れば、わかる人にはわかりそうですね!(私には謎である)

ちなみに、Boolean Libraryにある彩色写本「MS. Bodley 264 (The Romance of Alexander) 」のfol.181v に似たようなママーズの絵がありましたので、一部抜粋してみます。



MS. Bodley 264, fol.181v

こんな感じ。動物と服の紋章は同じじゃない? やっぱり何か意味があるんだろうな。

「MS. Bodley 264」の彩色写本は以下のBodleian Libraries のサイトで全ページ見られます。

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